花咲港現場見学会

将来の根室を担う子供達に建設業を身近に感じてもらい、
少しでも建設業へ憧れを抱いてもらうきっかけづくりとして、
花咲港小学校の生徒16名を招き、10月7日に根室の花咲港で現場見学会を開催しました。

工事名:根室港(花咲地区)外1港ケーソン製作その他工事
受注者:勇・真壁・本田経常建設共同企業体

ヘルメット、救命胴衣、手袋と現場見学準備を終えた生徒たちに、
現場代理人による港の役割や見学するケーソン製作工事の説明。

こちらの青い大きなものは、フローティングドックと呼ばれる凹字型作業船。
巨大なコンクリート製のケーソンを製作するための海に浮かぶ製作場です。
ケーソンとは、防波堤や岸壁を作る際に使う鉄筋コンクリートでできた箱型の構造物のことです。

まずは、フローティンドッグの周囲から生コン打設状況の見学。
ケーソン製作の現場では、高い所で作業できるように何段も足場が組まれ、
その内側では、ケーソンを強くするために鉄筋が組まれ、箱型にするために型枠が組立てられています。
ポンプ車(中央に写っている)が、ミキサー車(左端に写っている緑色)から、生コンクリートを配管やホースを通じて、型枠の中に流し入れている状況が生コン打設状況です。

フローティンドッグの中で、実際に間近で見てもらい説明。

ケーソンを強くするために鉄筋が組まれますが、鉄筋の結束方法を実演。
現場を監督する弊社の主任技術者が担当しました。

製作し完成したケーソンは海上に浮かべて設置場所まで曳航(引っ張って移動)します。巨大な箱型のコンクリートのケーソンが、フローティンドッグからどのように海に浮かぶのかを模型と水槽を使って説明。
なんと!フローティンドッグ自体がが海に沈むのです。その際にケーソンが浮力で海に浮かぶので、設置したい場所まで他の船が引っ張って行きます。この後、フローティンドッグは、自力で浮上します。

重機の活躍をバックホーで、このレバーを動かすとココが動くよと、操作説明。
生徒たちは実際にバックホーの座席に座ってレバーを握り試乗。
アニメの操縦席でロボットを操っている主人公みたい!と喜んでくれました。

最後は、フローティンドッグをバックに記念撮影。
見学会を通じて港の役割や、普段立ち入れない建設現場を間近で見て体験することで、人々が安全に暮らせて、漁業の活動で街も豊かになっていくことが学んでもらえたと思います。そして今後、工事現場をみたときに今日の体験を思い出し、建設業を身近に感じてくれたのなら、私たち建設業界に携わる者として嬉しく思います。
花咲港小学校の生徒のみなさん、ありがとうございました。